2025/01/25 01:17

SMALL ORB BUCKLE Belt(VivienneWestwood社製)

ベルトバックルのお修理依頼を頂きました。


腹圧が加わってしまったことによる接合部分の破損

全ての素材がスチールか、真鍮のダイキャストで製作されていれば、腹圧で外れる事は防げる製品でしたでしょうに。

ただ、細いので曲がったり、変なことになったりは避けられないでしょうね...


このバックル、

本件と同じ破損内容のお修理を受注し、破損させてしまった業者さんは大勢存在すると思います。

なぜなら、修理することを前提に製造されていないからです。


全ての素材がスチールか真鍮のダイキャストで製作されていれば、腹圧で外れる事は防げる製品でしたでしょう。

壊れた際の修復もそれ程難易度の高い工程でもありません。

日本製ベルトバックルや925製バックルのイメージで作業してしまうと、破損というよりか、大破してしまいます。


・ORBとアームの素材がそれぞれ違います

・アイテムにクリア塗装がされています


この2点が解ると『 修理不可です 』の回答になります。

対処が難しい事。作業に時間が掛かる事。


お修理とは、

破損した製品を、ある程度の部品状態まで戻し、製造工程を進むので、とても沢山の時間が掛かります。

途中でわずかな失敗があった場合は、もう一度最初から作業をしなければなりません。

失敗して初めから作業を繰り返しても、ご依頼主へ加工費用を請求できませんから、


絶対に失敗は許さません。


技術 や 費用 も必要なので、色々知ってしまった加工業者は修復依頼を受けない方が良い。

『 修理不可です 』の回答になるのです。



弊社は必要なノウハウを蓄えていますので、修復可能な破損は直して行きます。



今回のバックルに限らず、

アイテムを破損してしまったら、

修理方法が解らない時は、手を付けるのはやめた方が良いです。

2次破損の原因となります。

思い付きで瞬間接着剤で固定しよう!と、

やってしまうと、瞬間接着剤はレジンを溶かします。

樹脂製部品が使われているアイテムは溶ける。割れる。

などの関係ない破損が生じます。


今回のアイテムも、

ホール内に硬化した接着剤が詰まっていました。

ORB外周にも接着剤が固着していました。

ご依頼品は解ける事はありませんでしたが、

ペンダントの ORBシリーズ は 100%破損 するので、

自己修復は絶対にしない事をお勧め致します。



『 修理不可 』宣言を されてしまったアイテム

 弊社なら直せるかもしれません。

 ご相談下さい。




■ ビフォーアフター 写真
新たにメッキまで行いますので、メッキ落ちや、小傷は、無くなります。

↑ 入 庫 時
↓ 完 成 品


↑ 入 庫 時
↓ 完 成 品



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