2017/10/11 10:00

ヴリルコンジャンクション 通販お修理 です


本日のご紹介は 

VivienneWestwood(ヴィヴィアンウエストウッド) 社製 ORB WATCH PENDANT



◼︎ ご依頼内容


 「 時計部分の脱落 」

  

  このアイテムは多くの注意点があり、

  リペアを引受ける側も細心の注意が必要となります 

   


 入庫 状態


・時計の脱落

  ・変色、傷/打痕

・付着物(油脂分ゴミ)

・ゆがみ

・製造時の固定ズレ



※ 時計部分が脱落。レンズやリューズが破損しなくてよかった…


※ わかる人にはわかる。パンドラ状態


※ 上側レンズとORB本体から向こう側が見える…

  固定が斜めになっている と、いう事です


※ サークルも若干ながら傾いてます

※ チェーンも内側に黒粉がでてきています


■ 処理作業


まず洗浄!そして、接着固定を全て解除!



※ まず洗浄工程


※ 右の黒いの 1回目の除去物 2回目の洗浄


※ 汚れが全てとれたので光沢感がUPしました

※ クリーニング終了後、接着剤を全て除去。ラインストーンも接着固定なので取れます

※ ムーブメントは防水仕様 ではありません


■ 組み直し


歪み修正

アクリル樹脂による接合

・新規ラインストーン設置

・時計関連部品のバランス取り設置




■ 完成


製造による形状不備がありましたが、今回は切削等行うレベルではありませんでした

固定位置のバランスを取り設置面積を最大まで増やしました


以前のラインストーンは取付いてはいましたが、経年劣化していました

新規ストーンへ交換しましたので、接触や歪みが生じなければ同じ期間以上は保持できます

この時計...、ビンテージ時計と企画で 防水時計 ではありません

当社へ入庫する5割弱は 汗 / ゴミ が内部へ入り混んでいます

異物が入り込んでいる 2割程度 は ムーブメンに サビが発生しており 破損してます。

こうなるとムーブメント交換が必要となります


時計屋さんでの 電池、及び、修理 の受付は

 ・電池交換のみ ・電池も修理も受付しない

当社の調査では「受付しない」と言うお店が多い様です



このアイテム

「アクセサリーが作れます」程度の技術で自力修理するのはお勧めしません

壊れると直せない部品があります「 絶対に失敗は許されない 」アイテムです

自己修復されて、そうなってしまったアイテム入庫も何十件もありました…


お直し屋さんも「 やる 」か「 やらない 」か となる訳です…


当社からのお勧めは…


「 動かなくなったらそのまま修理へだす 」

  「 自力で分解しない 」


です


「壊れた」「いつもと調子が違う」「形が変わった」「綺麗にしたい」と思ったら

購入店に持ち込み相談しましょう。



購入店、街のお直し屋さんで断られた際は、当社にご相談ください。